苦しみの絶望から「アトピーが治る」という『希望』は衝撃でした。

メダカの学校を知る前

私は2010年5月1日にメダカの学校に入学しました。当時、アトピー以外にうつも患っていた私は、何に対しても無気力でした。ある日、両親に「明日、アトピーを治せる場所があるからそこに連れて行くよ」と言われ、無気力だった私は、何も聞き返す気力もなく一言「わかった」で、翌朝に両親に連れてこられたのがメダカの学校でした。 以前にアトピーの治し方を独自で調べ、アトピーを治すには自然な食品と生活によって体の内側を改善しないといけないと解り、次に日本の食品とアトピーに携わる医者について調べました。これは今から10年程前のことですが、その時は自分が思ったような食料、医療が探しても見つからずに失望してしまいました。難しい治療法ではないと思うのに何故それが行われていないのか調べた結果、この国の食品・薬品・医療への考え方が、国民の健康よりも経済と一部の人間の利権のために作られたと言っても過言でない状況が見えてきました。そしてアトピーを治すことをあきらめてしまい、他のアトピーの皆さんも経験したと思われる、心無い差別、努力したくてもすぐ限界になる体への落胆、醜い容姿、これが一生続くのかと思い絶望してしまいました。でもメダカの学校に来て出会うことができたのが「アトピーが治る」という『希望』で、それは私にとっては衝撃でした。

 

メダカの学校で学んだ事

メダカの学校は、本当に自分で学ぶ『学校』であって、お金を支払う代わりに治してもらう病院とは違います。ですから私は、遠藤先生や堂場生の先輩、卒業生の方々に積極的に話を聞くように勉強しました。これは2ヶ月、滞在している中で本当に重要だと私は感じました。とはいっても遠藤さんは講師のように改まって何かを説いたりはしなかったと思います。むしろ日常会話の中で、誰かの成功や失敗の経験談をしばしば話されるので、そこから私は学べました。 最初のうち、私はその談話の中にあるアトピーを治すのに必要な心を持つための鍵をだいぶ見逃していたかもしれません。ある頃から、アトピーを治すのに心の状態も重要だとわかり始め、遠藤さんが話される色々な人の経験談を自分にあてはめて聞く、ようにしたら、自分に足りていなかった事や、やった方が良い事、注意すべきことなど沢山見えてきました。回復は最大の速さになりました。その後は安定した回復傾向で、とても充実した堂場生活を楽しめました。 メダカの学校では、自分が通ったどの学校よりも、生きていくのに大切なことを教わったと思います。一日20個のクスリをやめることができ、今は、しっかり社会復帰が出来ています。

 

岐阜県 M・Y